17日は有志による「ダメかもしれないワイン会」
文字通り状態がダメになっちゃってるかもしれないワインの会です
手荒に扱っていたり、出所がわからないので状態が心配でも捨てられないワインを飲んじゃいましょうって会です
全部ダメだったらどーすんのって思うでしょ。
意外とそんな事ないものなのよ~
当日は仕事がバタバタしていて私ひとり大遅刻でしたが、事前に持込んであったので事なきを得ました。
まずはグラスシャンパンを1杯いただき、落着いてから飲んだのは・・・
ポメリー・ブリュット・ロワイヤルNVのハーフ。
何それって思うでしょ。
でもこれは管理人さんのお家の地下室に50年近く眠っていたものの1本なんです。
「子供の頃、気が付いたら既にあった」そうです。
50年・・・さすが管理人さんらしい逸話です
その味わいは紹興酒か、はたまたシェリー。
でも、悪くなって飲めないって感じじゃなかったです。結構イケます。
が、聞いてなかったらシャンパンとは誰も思わないでしょうねぇ。
フォアグラとの相性はなかなかでした。
2本目のブルゴーニュは04年のヴォーヌロマネですが、Yさん曰く
「セラーに入れないで夏を越しちゃったの。」
DRCですよ。。。さすが名古屋の超セレブはいう事が違います
彼女の心配をよそに、ワインは全く状態良く、若々しく美味しくいただけました
考えてみたら・・・彼女の家が30度超えることなんてほとんどないでしょうからねぇ
3本目はKさん曰く「ウチのセラーの中でも、最もひどい扱いを受けたワイン」だそうです。
が・・・聞いているとそんな大して問題ない扱いです。
味わいはポムロールらしく非常にセクシーで動物的な香りがムンムンでした
いよいよ4本目はSonominのワインです。
これは昨年のバースデーにお祝いとしていただいたバースデー・ヴィンテージなのですが、私の生まれ年はヨーロッパ最悪の年と言われていて、シャトー・マルゴーが唯一生産されなかった年なんです。
パーカーは「骨の髄まで腐敗病と雨のヴィンテージ」「価値がない」とまで書いています
ただし収量が少なかったので、見つけるのも大変な掘り出し物です。
もう飲めなくなっているだろうな~と思いつつ、一生懸命探してくださった方のお気持ちを考えると「ちゃんと飲みたい!」と思っていたんです。
味わいは・・・やっぱり枯れ朽ちる寸前でした
ですがそこは北村君
上半分と下半分とを分けて提供してくれました。
上半分は味がほぼ抜けてましたが、下半分はまだかろうじで生きていました
シャンピニヨンと紅茶、ほんのりと甘く、アミノ酸を感じました。
恐らく来年までは持たない状態だったでしょう
今回開ける機会が持てて本当に良かったです。
お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました
【本日のワイン】
ルイナール・ブラン・ド・ブランNV
ポメリー ブリュット・ロワイヤルNVハーフ
ヴォーヌ・ロマネ’04 DRC
シャトー・デュ・ドメーヌ・ド・レグリーズ’80
シャトー・ラフィット’65