ピエモンテと言えば、DOCG、DOCが最も多い州でワイン生産が盛んなところです。今回は、白はタイプの違う品種を3つ、赤はバルバレスコを中心にしたセレクトとしました。

アルネイスのハーブや林檎、時間とともに洋ナシ、桃のようなフルーティさに、ヴィンテージと作り手の良さを感じました。
マルティン(カワセミ)はティモロッソ種によって作られていますが、爽やかな酸と樽の香りが不思議なバランスです。どちらも魚介類との相性はとても良かったです。

ガイヤ&レイはピエモンテのシャルドネの代表です。香りの広がり、味わいのバランス、厚み。白ワインとは思えないほどの重厚さを感じます。しっかりとした味わいの料理、白トリュフとの相性も良いように思います。

赤はまずバルベーラから。ネッビオーロの影に隠れがちですが、フルーティーな酸がお料理に合わせやすく、優しいワインです。

さてバローロ&バルバレスコ。みんな美味しい。(笑)
バローロは若々しさがあり、しっかりした味わい。85年は熟成していて繊細で複雑な香り。94年は濃密でいて、なめらかな味わい。サンロレンツィオは緻密で90年とは思えない力強さ。 素晴らしい!の一言です。


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