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  イタリアと言うとSonominの大好きなピエモンテやトスカーナ の取り扱いが中心で、 南イタリアのワインを意識的に飲む機会は少ないと思います。 やっと注目されつつある産地です。早めに勉強して押さえて置きまし ょう。

南はやはり赤ワインの取り扱いが多く、カジュアルな物の多い白ワイ ンは日本では品薄です。なので今回は今話題のスプマンテ「ダブル 」を2本と、同じファランギーナ種のフリザンテ(微発泡 )の比較としました。ダブルはさすがの美味しさでマスカットのよう なフルーティーさとほろ苦さが食欲をそそります。ポンペイアーノはやや甘みが強いながらサラサラとした味わいで魚介のお料理と の相性がとても良かったです。

ロゼは05年イタリアbPロゼとなったワインです 。ピノノワール並みに濃い色調で、味わいは甘み控えめ辛口 。夏に赤ワイン代わりに飲みたいワインでした。

赤ワインは5州、4品種がそろいました。南イタリアの赤と言うと 、濃厚でスパイシーな味わいを思い浮かべます。 アリアニコの2本(セルピコとドンアルセルモ)はヴィンテージの若 さも手伝い、煮詰めたプラムの様な濃厚さが感じられました。
ガリオッポ種にCSをブレンドしたグラヴェッロは比較的酸が高くエ レガントな味わい。色も明るめでした。
濃厚なイメージのあるネロ・ダーヴォラのドゥーカ・エンリコは 、19年の熟成を経て複雑な香り、気品を感じる味わいとなっていま した。
最後は59年が現行ヴィンテージのソラリア・イオニカ 。DNA鑑定でジンファンデルと同類と発表されたプリミティーヴォ 100%です。とろりとした濃厚な色合いはまるで30年物のバルサ ミコのよう。味わいも枯れた感じと言うより濃縮して熟成した印象で した。

これだけの品種、産地、ヴィンテージを比較して飲んだのはSono minも初めてで、非常に勉強になる会でした。

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