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 今回は60回記念にオーブリオンをテーマに選びました。五大シャトー唯一のグラーヴ・ワインです。
グラーヴでは紅白両方を造る造り手が多く、ワイン会のテーマとしては選びたいところですが、難問はオーブリオン・ブランです。 なかなか手に入らないこのワインを提供してくださった方がいらっしゃいました。
84年のこの白ワインは淡い琥珀色をしており、白ワインではないようにも見えました。 飲んでみると圧倒的な存在感。 厚み、複雑さ、変化。どれをとっても特別でした。 まさに今回の主役でした。

赤ワインはバラエティに富んでいました。1つだけ場所が離れているラリヴェはミシェル・ローランの影響か、ヴィンテージの為か、リッチで甘みの強い、まるで今時サンテミリオンといったニュアンスでした。
レ・カルムは熟成していて年を重ねた良さが出ていました。コストパフォーマンスのよい1本です。 あとはオーブリオン・ルージュとラ・ミッション対決です。
セカンド対決は圧倒的にラ・ミッションの元セカンド、ラ・トゥール・オーブリオン美味しさはラ・ミッション負けないものでした。 それに比べるとバアン・オーブリオンは03年の割りに物足りない印象でした。

オーブリオン・ルージュは予想通りの滑らかさとバランスの良さで、舌になじむ、というより体になじむ美しい味わいでした。

 

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